PvPと時代

慣れないモノを書くものじゃないなぁ(笑)。
他所のTRPG系サイトさんとかは色々と考えてて、いいなぁ、と思ったんだけど。
基本、出版物や公式でいろいろ出尽くして、僕が今更書いたりすることもなかったりする。
余計なこと考えるから、だから、むだーに長くなっちゃう(苦笑)。


シノビガミ」の中で、マルチゲーム系のゲームについて。

PVP(Player vs Player)と呼ばれることもある。

と書いてあった。
僕は、初めて聞いたのだけど。
MMORPGとか、コンシューマ系の言葉なのだね。
FB Onlineのアルシャードガイア・リプレイ「君といるセカイ」の第一回の記載に、そんなことが書いてありました。

PVPとは“プレイヤー・ヴァーサス・プレイヤー”の略で、プレイヤーキャラクター同士が戦うことを意味します。元々はMMOなどのコンピュータネットワークゲームで広まった言葉です。

http://www.enterbrain.co.jp/fb/pc/03novels/03c_0902alshardgaia/03c_0902alshardgaia.html
「君といるセカイ」。)。*1
この作品も、PvPと見せかけて、最終的にはラスボスを退治するという目的に収束するタイプの話だよなぁ。
「神の贈り物」も、当初PC(1)朋也とPC(2)クロードは対立構造にあったけど、ミドルフェイズに入ってすぐに合流傾向にあったしな。
最後まで対立が続いて、PC間戦闘がクライマックスの出版されているリプレイってのは、シノビガミが最初のような気がする。


こういう、対立するキャラクターが一致団結する話は、旧いゲーマーと話をすると、まず間違いなく「マジンガーZvsデビルマン」とかを引き合いに出されるんだけど。
ゴメン、見たことないや。
そういうトコロは北さんとひろ太君に任せておこう(笑)。


ただ、漠然と思うのだけど。
こういう対立モノは、このアルシャードガイアのように、現代以降の文明を舞台にした作品のほうが、やりやすいのかな、とは思う。
ダブルクロスも、「コントラストサイド」でファルスハーツ側のキャラクターが作れるようになって、この手の幅が広がった。
魔法が非常に発達したエブリデイ・マジック的なファンタジー世界ならいざ知らず、やはり価値観の多様化が生まれるのは、文明がある程度発達してからだ。*2
価値観が多様化するってことは、逆説的に言えば、多様化した価値観を許容できるってことでもある。*3
近代や未来のほうが、対立→協力、の姿勢変化が柔軟にできるんだろう。と、思う。
なので、ファンタジー世界でのキャラクターの対立を考えると、ともすれば宗教戦争のような凄惨なことを連想してしまう。
個人的に、だけど。
なので、ちょっとやりづらい気がするんだよね……考えすぎだけど(笑)。


まぁ、うちのコンベンションは初心者向けなので、マルチゲームとか、なかなかできないんですよ。
……なので、コツコツとイイワケを積み上げたりして(笑)。

*1:この「君といるセカイ」、連載が始まる前のキャラクター紹介と表紙を見たときは、待ち望んでいたものが来たと思ったんだけど、その方向性ではなかった(笑)。どういうのを待ち望んでいたかというと、イケメンキャラクターが勢揃いして、ヒロインをとにかくちやほやするという(笑)。ネオロマンス的な(笑)。そういう作品が見たかったのである。……自分でやれって?(苦笑)

*2:巣穴から出たら生きるか死ぬかの原始的な世界で、価値観の多様化が生まれようはずもない。

*3:文明レベルが低い中世社会の場合、宗教観や倫理観の違いは切実だ。だから、多謝の価値観を許容できることこそが、僕は近代的な文明人の素養だと思うのだけれど。……まぁ、21世紀の現代にも中世レベルの宗教観を引きずっているような組織もあるので、ナンとも言えないが……