源平鬼御霊 -剣姫照魔伝-
デモンパラサイトのヴァリアントである「鬼御霊」の更にヴァリアント。
源平の時代を舞台に、異能者の戦いを描く作品。
友野詳執筆。
デモンパラサイト異聞 源平鬼御魂 剣姫照魔伝 (Role&Roll Books)
- 作者: 友野詳,力造,グループSNE,北沢慶
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2009/01/17
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
サブタイトルにもある主人公、剣姫こと汀姫が深沢美潮。
それを支える陰陽師、陶高顕にF.E.A.R.の鈴吹太郎、黄泉還った古武者、平実盛に鈴木銀一郎。
メンバーだけでおなかいっぱいです。*1
ストーリーは……というと。
戦国伝奇モノとしては、ワリと普通なのかな。
著名人は異能者でした、トンデモネタの殆どは事実でした、みたいな部分は、想像の範疇で、意外性は少ないとも言えます。
田中天の「ダブルクロス・ジパング」みたいな下手をしたらSANチェックが必要な独自性とは異なります。
このセッションは、1日でのセッションを間三回ほど切って、その度に経験点を与えるなどの処理を行う。
ミニキャンペーン形式になっています。
このデモンパラサイトや、SW2.0みたに成長が楽しいゲームの場合、コンベンションなどでは使うテクニックですが。
全部で4部やるっていうのは、ちょっと多すぎる印象です。
具体的には、1部1部の内容が……ネタはテンコ盛りなんですが、流れとしては薄いと感じます。
また、プレイヤーのバランスとして、ちょっとと思うのが、やっぱり鈴吹太郎が一番ゲーム慣れしすぎているんですよね。
歴史やオカルトの知識からの裏読みとか、ネタを拾ったりリアクションしたり、半分以上を鈴吹太郎がやってしまっている印象があります。
そして、にぎやかしの部分をほぼ100%、大井雄起がやってsまっているので、他の2名があまり目立たない。
もちろん、要所要所では活躍しているんですけど。
……勿体ないなぁ。
イラストも、全体的に少ない印象で、本当に今一つ勿体ない感が。