The Birth of Walkure(2)

蒼天舞う戦乙女の物語。
……と書くと、昨日の今日だと舞-乙HiME目的の人の検索に引っかかるんだろうなぁ(笑)。
まったく関係ありません。

ワルキューレの降誕 2―The birth of Walkure (BLADE COMICS)

ワルキューレの降誕 2―The birth of Walkure (BLADE COMICS)

冨士宏の描くところのワルキューレシリーズのプレストーリー。
第2巻にして最終巻です。
もっと続いてくれればいいものを……

1巻の頃にもBBSで書きましたが、冨士宏ワルキューレと言えば、今で言う「萌え」のハシリみたいなものでした。
ファミコンワルキューレの冒険、その後、伝説、さらに伝説の外伝などと続くマーベルランドストーリーは(バビロニアン・キャッスル・サガほどではないものの)シリーズ展開を見せた、NAMCOの人気作でした。
僕は、……如何せん「萌え」なんてものを理解できる年頃ではなかったのですが(笑)、ドルアーガのギルと並んで、よくイラストを描いたりした題材でした。
風体は堅い鎧甲冑ではなく革と布の衣装。甲冑の縁やサンダル、スカートの裾などの意匠は僕に非常にファンタジーを感じさせてくれました。また、ダヌー系神話に素材を借りたネーミング、世界観もまた、今日ありふれたD&D型ファンタジーに食傷気味の身には嬉しい。


正直な話、今回のコミックスはストーリーは大造りであっという間に終わってしまいます。
一応、黒いワルキューレとか、ブラックサンドラとか、後の素材を活かしてあるのが嬉しいところですが。
ワルキューレは、ギルとベラボーマン(笑)と並んで、NAMCOの永遠の英雄だと思っています。
ナム×カプで登場したおかげもあるけど、このあたりでもう少し人気が出るとうれしいなぁ。



本項は「SNAKE EYES BLOG」より転載です。