蒼き破鏡の使者

「時計仕掛けの破壊神」に始まったエンターブレインのA5サイズ版書籍。
F.E.A.R.の専売特許だと思ってたんですが、SNE作品シルバーレインが参戦。

シルバーレインRPG リプレイ 蒼き破鏡の使者 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

シルバーレインRPG リプレイ 蒼き破鏡の使者 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

Role&Roll誌に掲載された友野詳イラストレーターズ・セッション「海が真紅に染まらぬうちに」。
そして、安道やすみちの表題作前後編。


イラストレーターズ・セッションの参加者は、緒方剛志、トシヤ、ヤトアキラ、合鴨ひろゆき
鎌倉から遠く離れた瀬戸内海の島を舞台に、平家の落人=ゴーストがらみのお話。
まぁ、舞台は随分と鎌倉から遠いですが*1、初心者向けにわかりやすい現代退魔物になっています。
オカシイ、友野詳なのに!(笑)


表題作「蒼き破鏡の使者」。
ナンか、このタイトルが、ものすごくナイトウィザードっぽく感じるのは僕だけでしょうか(笑)。
アブナイアブナイ。


こちらは、PC3人、40レベルスタートの物語性強めのセッション。
ルールブック表紙の敷島兇子をPC1に据え、土蜘蛛一族に関連するシナリオになっています。


土蜘蛛戦争、メガリス絡み。
大きなネタを投入し、その傍ら、一人の少女と、それに関わる人々との関係性を描いている。


良作です。
これ一本で、充分に一個の作品として成立しています。
むしろイラストレーターズ・セッションはオマケって感じですね(苦笑)。

*1:でもまぁ、篠谷志乃のリプレイシリーズでは北海道とか行ってたしなぁ。