アリアンロッド・サガ(1) 戦乱のプリンセス

無印、ルージュ、ハートフルに継ぐアリアンロッドのリプレイ第４シリーズ目。
新大陸アルディオンを舞台としたクロスオーバー４部構成「サガ」シリーズの第１弾でもあります。

アリアンロッド・サガ・リプレイ(1) 戦乱のプリンセス (富士見ドラゴン・ブック)

ＰＣ①には声優、大竹みゆが参戦。
……と言っても、別ジャンルからゲストを呼んだというよりは奇特なゲーマーが加わったという印象です(笑)。*1

正直な話。
僕の感想としては、アリアンロッドのリプレイでは一番面白くない。
……というかナンというか……しょっぱい。

壮大なプロジェクトを立ち上げて、そのメインストリームに。って、気合があるんだろうけど、それが空回りしている感じ。

キャラ設定とかワールド背景設定とかにこだわっているのはわかるんですが、それがわかりすぎるぐらい過剰。
戦記モノで宮廷陰謀劇ということでガンバっているんだろうけれど、それにしては敵対側勢力が描けていないし、知略・軍略のやり取りがないし、或いはやり取りが非常にトロく感じる*2。
大きな歴史の流れの主軸としての物語が作りたいのはわかるんだけど、それに拘って、オープニングは「いつまで続くの、これ!?」と思うぐらい冗長で、ストーリーも一本道で、ゲームのシナリオとしては全く面白いところがない。
全体的にヘタな吟遊ＧＭの一本道シナリオにはまっちゃった感じ。
きくたけのいいところがゼンゼンでていない。*3

あと、僕個人的には12レベル上級職なんてまるっきりの未知の領域なワケで。
見たこともないスキルのオンパレードで、戦闘とかを見ても全くイメージがわかないし、参考にならない。
まぁ、これは、これを見て高レベルに憧れればいいんだろうけど。僕にはちょっと無理かなぁ(笑)。

そうそう、残念ながら、アリアンロッド・サガ アルディオン大陸ガイドは未入荷で入手できませんでした。
取り寄せにしておくので、ゆっくり到着を待つとしましょう。

*1:「ヤンヤン、だめぇ」とか、生半なプレイヤーではできない黒さです(笑)。

*2:プレイヤーが会話で作戦考えているんだから、しょうがないんだけど。

*3:それはプレイヤーも同じで、矢野俊策も鈴吹太郎も小ネタばかりで、個性がゼンゼン活きていない感じがする。ベネットＯはただけは何も変わらず輝いているが(笑)。