君に届け
今回の地震は、関東圏に住む私たちにとっても他人事ではありません。
私個人も当日は帰宅難民と化しました。
二次災害的に発生した原発の停止により、都市の機能は著しく衰えております。
家財の被害だってゼロではありません。
会の話をすれば、書庫の資料類の一部が崩れ落ち、一部ボックス物のボックスが破損したり、書籍の一部に折れや汚損が生じたぐらいですが。
ファンの立場からすれば痛恨です。
そして、余震は続き、原発は復旧せずと、今後とも予断は許しません。
生産活動に関与するわけでもない会の運営*1では、何のお役に立つこともできません。
近年は入金手続きやそのコスト負担なども念入りに考えられており、日本赤十字に適切な額*2を支援しても負担になりません。
また日々、勤め先などにはボランティアや支援の話が舞い込んできます。
その中に一つ。
気になったものが。
支援物資を集めて、避難所に運びます、というものだったのですが。
その、送付可能品目。
- 書籍
- アナログゲーム類(トランプやパズルなど)
何れもユーズドでOK。
今回、2人対戦用ブロックスやポータブルの将棋やチェス、トランプなどに加えて読み物として楽しめるように、SW2.0とARAのリプレイを用意いたしました。
何処かの被災者の手に届けばいいと思っています。
しかし、振り返れば、手元には重複しているルールブックが沢山あります。
元々はGM担当時、プレイヤーに貸し出す用なのですが。
ざっと見ても、SW2.0の1巻・2巻が6組。アリアンロッド基本ルールブック7冊。旧SWに至っては、初期版だけでも10冊以上。
流石に、こんなに必要はないかも知れません。
必要としてくれる人の、手に届けられれば、と思うのですが……。今回のボランティアの主旨からすると、TRPGルールブックはまだ式が高いかな、と思います。
思えば。
被災地にも、大切なコレクションを失ったゲーマーはきっといるでしょう。
そして片や我々の中には、コレクションを眠らせているゲーマーだって、きっとたくさんいるのです。
そういった死蔵しているTRPGを、被災したゲーマーの手に届けられないものだろうか。
TRPGは、想像力さえあればどこでもできるホビーですが、如何せん、いきなりルールブックを渡されても、誰もが遊べるゲームではありません。
いきなり避難所単位で届けても、あまり意味はありません。
ちゃんと価値をわかって、活用してくれる同志の手に渡したいものです。
僕たちとしても、ナントカできないかとは思うのですが。
一市井の団体がやるには、少しハードルが高すぎるのだよなあ……。*3