鍵開けキリエと封緘師
開匣!
……違うか。*1
鍵開けキリエと封緘師 小箱は開くのを待っている (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 池田朝佳,さんば挿
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/12/19
- メディア: 文庫
- クリック: 140回
- この商品を含むブログ (20件) を見る
ああそうか。
戦国異聞録KAMUIのイラストーレーターさんだったか。
そして、著者の池田朝佳は冒険企画局に所属。
ナンというTRPGに親和性が高いのでしょう(笑)。*2
物語の舞台は、ルネッサンス頃と思しき西洋風の世界。
現実の歴史と異なるのは、その世界の歴史の根幹に魔法的なものの存在が成り立ちを助けていること。
過去に封じられ、今は伝説の中にしかない封緘術。
かつて起こった、封緘術と封緘術の戦い。
そして、「監獄砦」で永らえ続けている《大統領》。
どんな鍵でも開けることができる才能を持つキリエは、蓋も鍵穴もない【箱】を開けてしまったことで、この世界の真実に対面することになる。
中世の魔女や魔女狩りの雰囲気を残しつつ。
封緘術や【箱】と言った、一風変わったガジェットでキレイだけど不思議な世界観を構築しています。
これは意外な拾い物です。
後書きによれば二巻が予定にあるようですから、楽しみに待つとしましょう。
*1:家庭教師ヒットマンREBORN! カラー口絵で子供のキリエの持っている箱が、まさにボンゴレ匣に見えます(笑)。
*2:人だけジャン。