極道☆キラリ(3)
デモンパラサイト最新作、極道☆キラリ最終巻。
……うーん、モッタイナイ。
デモンパラサイト・リプレイ 極道☆キラリ(3) (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: グループSNE,藤澤さなえ,巻田佳春
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/02/20
- メディア: 文庫
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ナンというか。
まさに、それを体現したような最終巻。
ミッション08からファイナルミッション#までの4話収録。
「ファイナルミッション」と「ファイナルミッション#」と“ファイナル”が2話あるのは、その大惨事ゆえです(笑)。
現代日本を舞台に、悪魔寄生体の力で変身する異能者を描いたデモンパラサイト。
まぁ、何かと変態性がアピールされる本作ですが。
セラフィムの支部がない街、鞠谷市。
そこに眠っていた独自の悪魔寄生体“ホーリーメイデン”。
“ホーリーメイデン”とその対になる共生武装“ホーリーグレイル”を巡って、イタリアン・マフィアが暗躍。
と、筋書きは既存のデモンパラサイトの方向性を押さえつつ、新たな展開を見せており、良作だったワケです。
まぁ、キャラクター性が特異のために好き嫌いは非常に分かれるとは思いますが。
今回、イラストもすばらしい。
1巻・2巻はある意味、変態性が表紙ににじみ出ていて、書店で手に取りにくかったのですが(笑)。
今回は輝はさておき、らいかと佳代子でしっかりと押さええてあります。
……やはりらいかが主人公だったか(笑)。
「剣神」最終巻もそうでしたが、やっぱり黒めのバックの表紙のほうがクライマックスって感じがしますね。
本シリーズも、「異形たちの街角」も。
実はデモンパラサイトは滋味ながら、面白いリプレイを出していると思うんですが。
残念ながら、点数が今一つの気がします。
SW2.0やARAやDXのように、平行して2シリーズとか出したほうが、本当は映えると思うんだけどなぁ。
……まぁ、好き嫌いは分かれるのかもしれないですけどね(苦笑)。