うちのファンタジー世界の考察
Role&Roll誌に毎号1ページ連載されている手描きのファンタジー考察ページ。
そうか単行本になったか。
- 作者: 小林裕也
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2009/11/27
- メディア: 大型本
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所詮ファンタジー。
その一言で片付けられるのがとにかく大嫌いで、何とか現実世界の構造や生物学と折り合いをつけようと考察しています。
特に生物系。
鳥類や爬虫類が得意で、その描写は実にリアル。
そのため、ドラゴン関係がやっぱり多いんですが、巨大で獰猛な爬虫類という感じです。
その反面、亜人系が「ただ人型をしている」ことが納得がいかないらしく、生物的な理由付けをしようとするためか、エルフにしろマーメイドにろ泥臭くなってしまうのが難。
妖精とかそういう存在は、それだけでいいとは思うんですけどね。
ただ美しいだけで許されるものもあると思うし。
とは言え、こういう視点、アプローチもあるんだ、というのは実に参考になります。
そう言えば、帯で友野詳も、そんなことを言ってますね(笑)。
こういう企画の場合、絵を描ける人を連れてくることが多いので、TRPGには無知なことが多く、読者とはビミョウにズレが生まれることが多いんですが。
この作者は、SWや六門など熟視している様子が、好ましくもあります。