アルケミスト・ワークス
ミストキャッスルに続く、SW2.0のB5版サプリメント第2弾。
- 作者: 田中公侍,グループSNE,北沢慶
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2009/08/20
- メディア: 単行本
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正直、ここまでのできは期待してなかった。
これは、よいものですよ。
新技能「アルケミスト」追加。
アルケミストは、テーブルBの技能で、エンハンサーなどのように1レベル取得するごとに、賦術を一つ選択して取得するタイプ。
これまでの魔術などと異なり、使用コストが「マテリアルカード」という事前に仕込んだ外部コストであり。
このカードのランクによって、効果に差が出る仕組み。
正直なところ、低レベルのカードだと、エンハンサーやバードに比べて使い勝手が悪い。
だが、高レベルのカードが使用できればその威力は凄まじい。
外部コストである分、扱いはタイヘンだ。*1
そして、アイテムを合成して加工品を作り出すことも可能。
……うーん、実にコンシューマゲームっぽい感じ(笑)。でも、それだけに、誰にでもわかりやすくってライト層にもお勧めできそう。
そして、本書の真骨頂はこっち。
各技能の解説、各神々の宗派の解説。
技能は、概要だけでなく、その発祥や習得状況、社会の中での扱いなど。加えて、ゲームでの扱い方やコラムも付いてくる。
宗派に関しては、各神々の解説だけでなく、祭られている神像やシンボルなども説明されており。
各宗派のシンボルは実際に図版入り。
ああ……旧SWは、ロードス島との兼ね合いもあるのか、その辺のホーリーシンボルとか明確化されなかったからなぁ(苦笑)。*2
初期から、ちゃんとこうやって規定してくれると、イメージのズレがなくて本当にありがたい。
その他に、ポイントバイ式のキャラクター作成方法。一般技能が多数。
付録的に、各種アイテムや各種呪文のリストが付属。
このタイミングで、これ以上ないぐらいの一冊ですなぁ。