戦国メイドカフェ&バーもののぷ に行ってきた

 地方から上京した女友達が秋葉原メイド喫茶に行ってみたいと言うので、『戦国メイドカフェ&バーもののぷ』を案内しました。
 初心者を案内するにはどうかと思ったけど、個人的に興味があったので。
 って、自分も初めてなんだから、案内ではないですね。


 ネットで検索した地図のおかけで、場所自体は分かりやすかったものの、店があるビルの階上への入口は大通りからは裏手になるため、ちょっと入るのに躊躇った。
 実は、『ぴなふぉあ』の2号館と同じ『いすゞビル』なんで、『ぴなふぉあ』に行き慣れてる別な友人からすると、「気にしない」範疇らしい。
 

 エレベーターで5階に上がると、開いたドアの前が受付という具合で、まずはピンクの甲冑の肩当を付けた女性店員に面食らう。
 女性店員は、全員が『歴女(れきじょ)』と呼ばれる、歴史好きの人たちで、得て不得手はあるものの生半可な知識ではなく、系統が合えば戦国時代に関する会話を楽しめる模様。
 そのための料金として、入店には、一人につき入会金500円と席のチャージ料1時間500円が必要となる。飲食料は、これとはまた別である。
 興味本位で行くには、ちと高いかも。


 子供を連れていたため、何歳から料金が必要なのかと尋ねたら、「少々お待ち下さい」と店員が責任者を探して右往左往。結局、子供の年を尋ねられて5歳と告げたら、子供の分は無料となった。開店してから間が無く、子連れの客は初めてだったとのこと。
 夜はバーにもなる店だから、そりゃ子供は珍しいか。
 鉄道居酒屋なんかだと、家族連れというのも珍しくないのだけれど。

 
 店内には主立った武将の家紋の入った幟が並び、奥に別料金の茶室と、記念撮影にも使われる、胴に「萌」と書かれたピンクの甲冑が展示されていました。
 ややBGMの音量が大きく、店員との歴史話を愉しむには不便を感じたり。
 ゲームやアニメなどから始まった戦国ブームとはいえ、BGMには落ち着いた琴を用いた曲などを流す方が良いのではなかろうか。


 昼時は混んでいるかと思っていたら、案外と空いていて、むしろお昼を過ぎてから混み始めてきた。やはり、食事をするための店ではないからなのだろう。
 で、メニューは、名前を戦国風にした以外には目新しくない。
 とはいえ、牛肉と豚肉を合わせた『関ヶ原天下分け目の合戦丼』は面白いアイデアだったので、それを注文。
 徳川家康(ラテチーノ)には、店員の手で直江兼続の家紋を描いてもらった。
 
 そして、食べる時には謎の呪文を店員と一緒にやらされた。
 後で気がついたけど、もしかして戦勝祈願の祝詞のつもりだったのかも。
 店員がまだ慣れていないらしく照れが入っているため、こちらも大いに照れる。これは是非、さも当たり前のように照れ無くやっていただきたい。


 連れて行った女友達には喜んでもらえたようで、チェキでの記念写真(500円)も撮った。私の子供も、店員たちに可愛がられて楽しかった様子………だと思う。
「お屋形様、出陣でございます。ご武運を!!」と店員に見送られ、店を後にしました。


 ちなみに、当日は某テレビ局の取材が入っていて、インタビューを受けました。
 まさか採用されまいと思いつつも、ついつい欲しがってるであろうコメントをしておいたら、後日しっかり放送されていた。
 誰にも言ってなかったのに、「見たよー」と友人たちからメールが入った。
 ううん、テレビの伝播力ってスゴイね。